エッセイ

最後の砦 エッセイ

最後の砦

ちょっと前ですが、島崎智子レコ発ライブに行ってくる。彼女の存在と楽曲は、ばりばり同年代の私にとって、もう人生の一部となった気がする。彼女の視点は、本当に独特で、他に代わりがきかないのだ。彼女の楽曲は、胸が詰まるようなリアリティにあふれているが、最近、人をちゃんとこばかにしたような、達観したシュールさ…
真実のある場所 エッセイ

真実のある場所

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)福岡 伸一 / 講談社久々に興奮の本。評判が良くてずっと読みたかったのだが、ぱらぱら見る専門用語にたじろいでいたところ。一度読み始めてしまえば、語り口のうまさに自然にのみこまれる。生物学の歴史と伝記と、そして発見された真実がうまく織りあわされ、ダイナミックな物…
魔法の言葉 エッセイ

魔法の言葉

リアルな夢をよく見る。長時間睡眠でも疲れがとれないのは、このせいじゃないのかなあ、と思う。起きた時にぐったり疲れてることも多い。ならば短時間に、と思うけど、体力がもたないのだ、ぜんぜん。でも、たまに夢は私を救ってくれる。ずっと何年も見続けている夢がいくつかある。そのひとつは、ある人物と、夢の中で何度…
マヤの暦 エッセイ

マヤの暦

常々、暦は重要だなあと思っていて、昨年から旧暦の暦を、自分の体調を記入したりするのに使っている。そして面白い事に昨年出会った方がマヤの暦を研究している方だった。それで、教えてもらったマヤの暦も使ってみることに。「13の暦」も有名だけれど、あれは、マヤの基本的な考え方である「複数の暦を組み合わせて使う…
新年のおくりものは エッセイ

新年のおくりものは

「体主義」でいく!と鼻息荒く宣言した年末。年明けてすぐにいただいたものは、高熱であった。忘年会メンバーが発熱をして、「そりゃ毒出しだよ!!」とかるーくあしらったのがいけなかったのか。そもそも人の影響をものすごく受けやすい私は、人ごとだと笑ってる場合じゃなかったんだあー。母と温泉から帰る道々もう、熱っ…
2008年さようなら〜 エッセイ

2008年さようなら〜

ようやく、年末の大掃除をすませる。うちの掃除は簡単。(あんまり生活してないせいか!?)合成洗剤を一切使わないので、気持ちも体も清々しい掃除です。なんたって、普通の部署ごとの洗剤、漂白剤、掃除機、ダスター類一切なし。自分の部屋をきれいにするために環境を汚すのは心苦しいし、もう、合成もの完璧に私受け付け…
今年は厄年 エッセイ

今年は厄年

私、今年は厄年であったらしい。年の後半にもなって気づくのもどうかと思うが。しかし、今年はいい年だった!華々しい出来事はなにもなかった。でも、父が今年亡くなった事。そのことで20年会っていなかった父(亡くなった後ではあったけど)、祖母、大好きだった父方の親戚に再会できたこと。そのことがきっかけで沖縄へ…
みえないもの エッセイ

みえないもの

白いへび眠る島三浦 しをん / 角川書店私は、自分が特に幸せだとも不幸せだとも思わない。何か才能を与えられているとも、特別な役割があるとも思わないし、常に感謝して、美しく生きている訳ではけしてない。やなことがあれば全てを恨むし、未だに溶けない憎しみもあるし、どろどろした嫌な感情なんて日常茶飯事だし。…
朗読 エッセイ

朗読

あの「LOVE LETTERS」加藤健一 &久野綾希子バージョンを観に行く。もう20年近くもキャスティングを替えて上演され続けているロングランだから、一度は見たかった。しかもカトケン!うれしい限り。と思っていたのだけれど、前半爆睡・・・朗読の入り口って、なんでこんなに難しいのかなあ、舞台を見慣れてい…
感覚がひらかれるのは エッセイ

感覚がひらかれるのは

風邪をひいたのか、おなかを壊したので、しばらく何も食べる気がしなかった。空腹だと、力が入らない・・・のだけれど、不思議、感覚は非常に冴え渡る。やっぱり本能的に、飢餓の時にえさを探したり危険から身を守る名残なのかな。それにしても、久々の空腹感で感じたこと。空腹というのは、基本的に、体としては「快感」な…