朗読

あの「LOVE LETTERS」加藤健一 &久野綾希子バージョンを観に行く。
もう20年近くもキャスティングを替えて上演され続けているロングランだから、一度は見たかった。
しかもカトケン!うれしい限り。

と思っていたのだけれど、前半爆睡・・・朗読の入り口って、なんでこんなに難しいのかなあ、舞台を見慣れていても、集中力が保てなかった。
中盤からは復活。そもそも手紙なので、寝ちゃってもそんなに迷子にはならなかったが。

しかし・・・やっぱり入りづらい。
これはアメリカの文化、歴史をベースとして多少知っていた方がいいだろうし、その時代性もあるだろうし、翻訳劇というだけで、なんであんなにまだるっこしい会話になるのだろうと、脚本面での難しさを痛感させられる。
そして、女性の方の芝居が、私には違和感。
動きもないのだからとことんシンプルでいいはずなのに、なんとか伝えようと、声で演技している感じ。

あとは、偶然が重なっているだけかもしれないけど、私「ル テアトル銀座」で見る芝居にヒットしたことがない!
今回3回目だけど、1回目は不快すぎて途中退場。2回目は3時間の舞台の2時間45分爆睡。
最もまともだった今回も・・・イマイチ。
どれも、名前を聞けばすぐわかる有名人ばかり起用しているのに。
相性悪いのかなあ。

そして、最近音楽ばかり聴きに行っていて、久しぶりに芝居を見て思った事には、
一見芝居の方がストーリーも言葉もあって情報量が多いはずなのに、結局言葉によりかかる分、言葉以外の情報量がすっごく少ないということ。
言葉以外で伝えるエネルギーが足りないというか。
立ち居振る舞いだけで伝わるものを、あんまり信じていないように感じた。
「芝居」と「音楽」というくくりではなく、あくまで今回の問題なのかもしれないなあとは、思うけれど。


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