コロナと生きる

9月1日のひとりごと エッセイ

9月1日のひとりごと

9月か・・・ため息(笑) SNSにアクセスしても、言葉を失ってしまって、そっと閉じる、の繰り返しでした。夏が終わるから、なんとなく近況です。 緊急事態宣言下での今年の夏は、いろいろ引き裂かれる気持ちの多い月でした。喜多方のフェスになんとか出演できて、岐阜や豊田の公演が、主催者の大いなる努力で実現でき…
努力や想いの届かない世界にある自由 エッセイ

努力や想いの届かない世界にある自由

秋晴れの今頃は、普通の生活にもどっているだろうと、3月の頭には思っていた。 依頼されていた舞台も、「秋なら大丈夫だろう」と当初思われていたから、この時期に延期になっていた。 というわけで、今は、その舞台をどう実施するのかという対策や、文化庁の補助金によって企画されたものなど、様々な仕事が飛び込んで来…
生きていくことはリスクを取ること エッセイ

生きていくことはリスクを取ること

舞台の再開が徐々に始まりましたが、正直制作者としての私は迷いまくりです。 実際に再開の現場にも立っているので、生の音楽、生の舞台が人へ与えることのすごさを目の当たりにしているし、自分の心身でもそのエネルギーを実感しているから、「やっぱり舞台は生だ」と確信を持っている。 それでも、この先具体的にどのよ…
慌ただしくなったのに、コロナは終わってない エッセイ

慌ただしくなったのに、コロナは終わってない

コロナと生きる2020年の日記。だいたい私は忙しくなると日記を書かなくなるので、この日記を自然と書かなくなった頃には、コロナが終わっているのだろうな〜と呑気にかまえていたのだけれど、残念。日記が途切れたのに、コロナは終わっていない。 6月に入り、延期された公演の再調整が同時多発的に始まり、どのような…
戻りたいのは、人間らしく生きる場所を制限して、人間らしくいられない場所を野放しにする社会じゃない エッセイ

戻りたいのは、人間らしく生きる場所を制限して、人間らしくいられない場所を野放しにする社会じゃない

緊急事態宣言が開けて、周りが一気に賑やかになり始めて。駅も、道路も、施設も、「え!?」と思うような人混みに、自分の意識の変化が追いつきません。もうちょっと、ゆっくり体制整えないとまずいんじゃないかなー?一気に「経済優先」に戻ってしまったようで、怖いです。コロナと生きることになる今後も、自分の行動指針…
生の音に号泣した話 エッセイ

生の音に号泣した話

緊急事態宣言中は、うちのX-jam Studioも基本的にレコーディングもリハーサルもストップしていて、私も打ち合わせ以外はしばらく自宅での仕事だったので、今月、ようやく一つ、音楽リハーサルを行いました。マリンバ奏者の方のソロ。仲良くさせてもらってるので、もちろん過去に何度かステージでの演奏を聴いた…
しいたけ大量収穫 エッセイ

しいたけ大量収穫

そういえば、先週一週間私のスマホの写真は、しいたけだらけになった(笑)以前から英語の勉強兼ねて聴いているお気に入りのポッドキャスト、「バイリンガルニュース」のMichaelが、自粛期間中の生活にしいたけを育てていると言っていて、「めっちゃとれる」と、語っていたので、ついつい買ってしまった、しいたけ栽…
リレーやバトンの話、その後。「拡散」から「深化」へ エッセイ

リレーやバトンの話、その後。「拡散」から「深化」へ

先日書いた、「リレーやバトンに乗れないよ」というぼやきに、たくさんコメントやメッセージをもらいました。(主にFacebookで) 「私も同感」という人、「自分ルールで楽しんじゃえばいいんだ」という人、「暇だから」という人、「やってみたけどもやもやした」という人(ざっくり分類でごめんなさい。実際はもっ…
リレーとかバトンとかチャレンジとかに乗れない自分 エッセイ

リレーとかバトンとかチャレンジとかに乗れない自分

コロナが始まった頃、情報収集や仲間の活動状況(とにかく舞台が一斉に休演していく時期だったので)を知るのに役立っていたSNSだが、だんだん距離をおくようにしている。「何が正しい」、「正しくない」、「こうするべきだ」、「こうしてはならない」、「もっと怒るべきだ」、「文句を言うべきではない」。それぞれの正…