私たちなりの循環経済の基点をつくる

2017年末、昨年こんなことを思っていたんだ、というのを読み返して「場を作り、場をつなぐ」
ほんとにこのテーマにどっぷり沿って一年を過ごしてきたなと思いました。

2017年はX-jamは、いろりばた会議を始めて全12回行い、
それと、いろんな団体や役割をクロスオーバーするような今までとは違う形での作品作りで、新作をずいぶん作った!
そして、自分たちの自主公演では、音楽を届けるのはもちろん、そこに「親子が聴ける」というコンセプトも実現できた。
何よりも、音楽を超えたところでたくさんの仲間が増えた!
私たちは数年前から、「他のプロができる事を自分たちでがんばらない」(笑)つまり餅は餅屋に任せるということをなるべくしてきたのだけど、任せられる餅屋が各ジャンル続々集結してきた!!
もちろん人に頼むという事は(それがプロならなおさら)資金が必要なので自分たちの実入りは減ったけど(笑)
お金や仕事や人間関係をぐるぐる回す、私たちなりの循環経済の基点が見えたのが2017年でした。

そんなわけで自分の周りには前向きなエネルギーがキラキラ充満してた2017年なのですが、一方、なんて息苦しい、生きづらい日本。声の届きづらい行政。静かな同調圧力。自主規制と自己責任。
しんどいなあ、無力だなあと思う現実も確かにあって。
このキラキラしたエネルギーも今の大きな閉塞感の前にはなんてちっぽけなんだろう、とも思いました。

「自分が食えるか食えないか」問題から脱却した次にくるのは、
人が文化的に繋がれる文化的コモンズを自分たちがつくること。
そのちいさな動きが日本中で起きて、ゆるやかに連携できたら、きっと今の現状がすこしずつ変わっていく。

今年は、その拠点作りに動く。
出会えた仲間たちともっと深くつながる。
そして少しでいいから、ぐるぐる回る仕事もお金も人間関係も広げて、関われる人を増やす。
書く。しゃべる。集う。
そんな事をさらにやっていきたいなと思います。
もっと人の力を借りて、それを信じて。
音楽を超えて、人とつながりたいと思います。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。