ちいさなものと、また、さよなら

ああ、もう卒業だなあとおもった物事に、

もう一度確かめるように向きあって、「やっぱりもう卒業だ」

と再確認することがある。

というほどの話でもないのですが、
もう自分ではお肉をほとんど食べなくなって(外出先では美味しくいただきます)
なおかつ、牛肉は出先でも何年も縁がなかったのですが、
なんとなく確認してみたくなって

数年ぶりにランプ肉という赤身のステーキ肉を買ってみました。(どっちにしろ霜降りはお腹壊すから無理)
せっかくだから、美味しい焼き方をしっかり調べて
時間と火加減を完璧にして、
美味しい岩塩と胡椒でいただいてみましたが、
すごく動物の臭い。すごく血の味。

当然若い頃は焼き肉やさんとか行ってたのですが
本当に心から、「もういらないんだ」
とわかって、命をありがたく全部いただいて、
牛肉はもう私の生活には終わりってなりました。
過去の記憶で、やっぱり美味しいかもしれないっていう小さな未練がゼロになったよ!

別に動物愛護の観点だけではなく、
ただもう身体的に不要なんです。
栄養とか、バランスとか関係なく、
ご縁が終わったと思っちゃったのです。

ひとつひとついらないものとさよならして
私はより、私になるのだなあと思います。