体は共鳴しあう楽器

身体にきく―「体癖」を活かす整体法

片山 洋次郎 / 文藝春秋

この人の本を、腰痛が一番つらい時期に知り、実用書としてよりも人生の書として大事に読んできた。
その片山洋次郎さんの最新の本。

体は周りの人と共鳴しあう楽器である。という主張を、今までより一歩深くつっこんでいて、自分の体の癖が10種類のうちどれにあてはまるか、というところから、その体癖同士の相性などを、家族関係、介護問題、子育てなどに当てはめて解説していく。

ほー、なんかこの人の言葉は安心する。
受け入れること、共鳴すること、楽になること、それをニュアンスではなく、具体で教えてくれる。

私最近は、どんな占いよりも血液型診断よりも、スピリチュアルの解説よりも、この体から読み取る情報が一番しっくり信頼できる。
だって体は宇宙だから。
「神は細部に宿る」という意味は、私は勝手に「相似の法則」のことだと思っていて、
多分、自分の体、細胞一つ一つは、宇宙と同じ形をしているのだと思う。
だから体を読むということは、他の占いや宗教と同じなんじゃないかと。
だからある意味整体やヨガや気功は、宗教や占いと同じなのかも。
あくまでも依存する対象ではなく、活用する対象という意味ですが。

それで、やっぱり体を整えた所から、まわりと共鳴し合う芸術が生まれるし、逆に、真の芸術は体を整える。それが今言う「癒し」(!)なのだろう。
ということは、芸術に携わる自分の身が、周りと共鳴しにくい体であっては、いいものを届ける力が弱まるだろう・・・・

というようなことを最近むにゃむにゃと考えていたら、数年願い続けたこの片山さんのワークショップ、来年受けられる事になった!何か自分の中にちょっと違う流れが生まれるのではないかと、ぞくぞくしている今日このごろ。

なんか、ここ最近、ごぉーっと音を立てて、自分の中が何か変わりつつあるんだよなあ。
その水流が強くて、自分の気持ちはまだついていけていないのだけど、体は勝手に動いている気がする。
よくも悪くも、ちかごろ体反応が顕著です。


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