頑張らなくてよかったな

去年5月になんとなく始めたジョギング。

当初目的なんて何もなかったのに、
いつしか、続ける事が自分との約束みたいになっていました。

真冬のある日、寒くて辛いなあと思いながら走っていたら、頭の中に声が聴こえました(笑)
「別に辛い思いをするためにやってるわけじゃない」

そして別の声も
「ちょっと辛いからってやめたら、なんにも続かないよ」

いやいや、その先に何か目標があるなら別ですけど、
私なんとなく始めただけですから。
続けなきゃいけない理由ないですから(笑)

というわけで、
「寒い間はおやすみ!!」
という脳内会議の決定が出て、3ヶ月、ぬくぬく何もせずに過ごしました。ハハハ。

でもその直後、ぎっくり腰を再発したので、
それは脳内会議じゃなくて、身体会議の声だったのだな、きっと。

そして、
「なんか走りたいかも!」
という本日の頭の中の声に従って、久々にジョギング。
(といってもほぼウォーキング)

うわー、気持ちいい!あったかい!
たのしーい!
走り終わったふくらはぎは、張りもせず、やわらかいおもちみたいになっていて、
無理のないちょうどいい運動だったのだなと、実感もできました。

休んでる間に体力落ちちゃうかなと心配もしたけど、
それはそれ。
思ったより落ちてなくて、始めたときのように200メートルで限界、なんてことはなかったし。
その前にしっかり続けた事は、身体が覚えているのだな。

でも無理して続けなくてよかったよ。
私は、自然と季節を感じながら、気持ちよく走れるようになりたいだけなのだ。
自分の身体と対話できるようになりたいだけなのだよ。
苦難を乗り越えた喜びとか、そういうの、走る事に関してはいらないのだよ。今は。

自分が自分に課す、意味のわからない頑張り。無駄な根性論。
それが必要なときも、必要な人もいるけど、
そんな事で縛られて、頑張ることそのものを美徳になんかしたくない。

そして、それを自分に許すことで、初めて他の誰かに
「がんばらなくていいじゃない」って言えるのだと思うから、
私は、自信を持って頑張らない街道をつっぱしろうと思います。

いつでもあの、身体と心の気持ち良さに立ち返って、
ものごとを判断出来たら、幸せだ。

ま、しばらくは、また走ろっかな。
だって、確かに走ってる間、幸せだったから。


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