ぶり大根と今日の思いと

いろんな事が坂をころがるように進んでいる。
ほんのちょっと思っただけの事が、もはや多くの人を巻き込んで、
引っ込みつかない所まで来ているし、
もう自分の人生がかかってしまっている。
と、なると意外に悩む暇はないものだ。
具体的な方法を「考える」しかないのだ。

悩むのは、
悩んでいる自分に酔っていられるからこそ悩むのであって、
自分で出口を見つけなくちゃならない場合は、
自分を自分で引き受けて、考えるしかないんだ。
いや、たまに考えず直感にも走るけど。
そして、それは考えるよりいい結果も生むけど。

とはいえ、連日様々なプランや今後の段取りを考えて頭はぱんぱん。
身体もごちごち。

というわけで、近場の温泉に入り、
家に帰ってから、この冬いつ作ろうと思っていた、
ブリ大根をじっくり煮る。

煮る作業というのは、なんでこんなに落ち着く作業なのかしら。
血合いを取って酒と塩をふったあと、
沸騰したお湯にぐらっと一瞬泳がせ、白くなったぶりと、
半月に切った大根を重ね、
酒をどばっ、きび砂糖をどさっ、醤油をぐるりと入れる。
全ての煮物は、ほぼ、計量したためしがありませんが、
これがばっちし決まると最高に嬉しい(たまに失敗する)

あとは灰汁をすくいながら煮て、隣のコンロで土鍋ご飯を炊く。

食べる少し前に火を落としておき、
味がしみていくのを、早く早くと待ちわびながら、
がっとご飯と一緒にかっこむ。
今日3人分くらい作ったはずなんですが、
鍋の中、すでに残りふたかけくらいしかありません…

頭の中がすっかりからっぽになって
「うまいうまいうまいー」だけになったあたりで、
ゆたんぽ入れた布団にもぐりこみ、
ちょっと丁寧にマッサージでもして寝よう。

忙しくなるなら、体調を崩してはいけない。
不調な中でがんばると、みんなが辛くなるから。
体調悪いのは、がんばっているアピールにはならない。
これだけは過去の反省を活かさなきゃ。

目下の夢は、
ばりばりと都内でも地方でも舞台制作をこなしながら、
庭のある古い家に住んで、
縁側に梅干し干したり野菜育てたりする生活です。
毎年一ヶ月間ぐらい沖縄に滞在したい。
経歴やネームバリューなんか全く知りもしないような
面白い友人たちと、ゆるやかなコミュニティを作りたい。

そうやって寝る前には希望だけを思う。
考えるのも直感も大事、強い意志も大事、
でも、夢を見に眠りに入るときには、ぼんやりした希望だけを
毎日思って、ふわーんとしたい。

おやすみなさい。


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