エッセイ

植物覚え書き エッセイ

植物覚え書き

久々の何もない土曜日は、自転車でふらふらとお散歩。川のそばにある大好きなオーガニックカフェでのんびりごはんをたべ、そこで地元で固定種の種を育てているという貴重な「たねの森」の野菜の種を買い、近くの神社のバザールへ。代々木公園のあのものすごいアースデイの後だから、その1000倍くらいこじんまりと、超地…
最後のメッセージ エッセイ

最後のメッセージ

ああ、すごい人がどんどん亡くなってしまう。筑紫さんも、緒方さんも、清志郎さんも。でも、清志郎さん追悼のニュースで「早すぎる」とか「残念」とか言われると、なんで無性に腹がたつのかなあ。むしろ、あんなに生きにくい違和感ばりばりの、あんなに強すぎるパワーで、よくここまで現世にとどまった、と思うよ。あんなふ…
アースデイで エッセイ

アースデイで

先週、初めて行ってみた、代々木公園のアースデイ。ゆったりとオーガニック系の出店が出てるのをのんびり散歩・・・と思いきや、年末のアメ横みたいに混んでて動けなかったー!でも出ているお店は、ハートをキャッチするような天然色あふれるお店で、ゆっくり見たかったなあ。しかし、通り過ぎた人が「やっぱ、天然系、高い…
身体を整えて エッセイ

身体を整えて

沖縄から帰って来たら、事務所の人に「で、でかくなった・・・」と言われる。だって…沖縄の料理って、250円の市場の弁当さえ超大盛りで、全体的にこちらの1.5倍はある量。そして、商品、というよりも「あんたのためにつくったよー!」という気分満載なので、とても残す気になれず、しかも苦手な人も多いのに、超私の…
魂のふるさとへ4 エッセイ

魂のふるさとへ4

翌日、予定を立てずに那覇をぶらぶら。那覇、苦手だったのだ。すぐ客引きにつかまるし、本土の人多いし(笑)でも、もう地図を見る事を完璧に諦めてふらふら歩けば歩く程、奥へ奥へ面白い裏道へどんどんつながる。地元の人ばかりの食堂のゆし豆腐は絶品だったし、商店のおばあの商売っ気のあるかないかわからないおしゃべり…
魂のふるさとへ3 エッセイ

魂のふるさとへ3

「乗って行きなさいー」と車から顔を出したのは、強面の中年男性。普段警戒心の満タンな私だが、そのときは何も考えず次の瞬間に「嬉しい!!ありがとうございます!」と返事をしていた。軽ワゴンの後ろに乗ると助手席には奥さんらしい気のよさそうなおばさん。後ろに沖縄っぽい迫力で電話中のおばさん。バス停に並ぶ観光客…
魂のふるさとへ2 エッセイ

魂のふるさとへ2

3日目、久高島に向かう。天気予報はこの日「雨です!傘が手放せません!」と言っていたのに、意外にも、曇り。フェリーの待合所の売店で、おにぎりを注文したら、その場でぐわっと握ってくれて、その慣れた手つきがすごく頼もしくて、なんだか島に渡る勇気が湧いて来た。自分で決めたけど、あの島は、渡るときとっても怖い…
魂のふるさとへ1 エッセイ

魂のふるさとへ1

桜が東京で咲き始めてすぐの6日間、沖縄に行っていた。父の故郷ではあるが、私にとっては、実はあまり知らない土地。でも昨年行ったとき、記憶がじゃなくて、魂が、「やったー帰って来た!!」とほんとに叫んだ気がした。何を見ても気持ちよくて深呼吸できて、まっさらな私に戻って行く感じ。今年は、昨年行った久高島へも…
近頃出会った本たち エッセイ

近頃出会った本たち

ここ数週間で出会った本達。見事に全て女性でした。私女好きなのね。言葉は、女性のものだと思う。私の本棚、8割は女性作家。逆に音楽は男性のものだと、最近よく思う。特に創作ということ、言葉を伴わない音楽ということに関しては。最近、自分の女性性、ということを考えているから、手に取るのもそういう人の本ばかりみ…
女のアイデンティティ エッセイ

女のアイデンティティ

後悔、という言葉は、あんまりない私であるが、一つ先月の後悔。味噌を・・・作りそびれた。忙しすぎた。心が全然「生活」という基盤に足をつけてなかった。浦島太郎のように、毎日異世界に浮かれてた。いつも、舞台に関わり始めると、女性じゃなくなってしまう。あああ。味噌作りたかったなあ。どうして家庭的でもなんでも…