ライブ、そして舞台稽古

出歩き過ぎ…な今日このごろ。
週5日都内出勤って、普通のOLじゃんか。しかも毎日別の場所。
「事務所」と名を付けた場所に、一日いられたためしがない。
とはいえ、バイトを辞めて半年以上、
自分の出来る事、やりたい事だけで生活が回っているって、
こんなに嬉しいのかと思うくらい、幸せな日々。

そして、今週は素敵な現場が続く。

昨日は、シンガーソングライター梅原ヨシヒロさんお別れ(?)ライブ。
この方、小さな声とはにかんだ笑顔で、心臓を打ち抜くような唄を唄います。
毎回いいうたを聴く度に思うけれど、うたは芝居だなあ。
この人の唄もまさに、一つの芝居です。
自分を無くすことの出来る歌い手だけが、唄の世界を演じる事ができるのだと思う。
共演の方も含め、聴けてよかった、想いがぎゅっと詰まった久々のよきライブ。

そして、本日は制作を担当しているふくふくやの稽古。
ここの稽古は、自分の事情さえ許せば、毎日でも通いたい。
何度同じシーンを見ても、制作チーム、毎回泣く(笑)
役者が、何度も何度もちゃんと怒り、ちゃんと泣くシーンを
毎回すごい密度で演じる。
芝居だと分かっているのに…その直後に稽古場は笑い転げたりしているのに、
何度も何度もそれは本当のことなんじゃないかとだまされる。
芝居の上での感情の爆発は、偶然に任せて一度はみんな出来るのだろうけど、
何度でも新鮮にくり返せる、そしてそのくり返しの中に一つ一つ違う瞬間がある、
それが、プロフェッショナルだと感じる。

その本番の15回を、多分私は見られないのだけれど(受付だからね)、
きっと一回一回がかけがえのないものになるんだろうな。
これも事情が許せば全部見てみたい。
これもまあ夢のまた夢ですが。

物語の生まれる瞬間が、本当に好きだ。
音楽も、芝居も。
ぎゅうっと胸が掴まれる感触。
魂のものすごく深い所が癒えていく感覚。
多くの人が味わってくれたらうれしい。
来週7日から、下北沢「劇」小劇場で始まります。


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