弱音を吐いて、次に向き合う事
地震から2週間がたって、ようやく友だちの声が聞こえてきた。
首都圏で直接被害のなかった人たちの、小さな小さな弱音。
眠れない。頭が痛い。電車に乗れない。吐き気がする。気力がわかない。
どれも人ごとじゃない。
気が張ってた数日をすぎて、被災者の事を思えば私たちが辛いなんていえなくて、
口にしづらかったしんどさが、ようやく友だちの中で言えるようになってきた。
これはとってもとってもいいことだなあと思う。
私も、電車が動き、芝居の稽古場に行き、仲間のライブに行き、電話でしゃべって泣いたりして、やっと眠れるようになった。
人の心のやわらかい部分を支えたり守ったりするために、他愛のないおしゃべりや音楽や舞台がどれほど必要かを、痛感した。
…そして、それらに力を得て日常を取り戻した時には、次に考えなくてはいけないことがある。
復興の長い長い取り組みと共に、原発のこと、生活の方法と価値観のこと。自分が何を選び、何を表明し、どういう行き方をしていくのかということ。
舞台においてはことさら、そういうメッセージを持つ事を嫌い、避けてきた私だけれど、奇しくも今年に入ってから、社会と無関係の芸術活動はあり得ない、と考え始めたばかりだった。
今までのような日常に戻るということは、現実逃避をすることじゃないし、湯水のように電気を使うことじゃないし、知らない振りをすることじゃない。
それらに向き合いつつ、頑固に主張するのではない表現があるはずだ。
私も、自分のスタンスで向き合います。
さて、音楽と生き方が全く分離していない、大好きな藤野の人たちが、早速動きはじめました。
豊かな自然の中で、音楽と共にひととき、祈りとやすらぎと未来への思いを分かち合いましょう。
少しだけ、これからの生き方を考えながら…
わたしもいくよ。
明後日!!
2011年3月27日(日) fujinoプロジェクト・東日本大地震復興支援ライヴ
Healing for Spirit of Mother Earth ―母なる大地のスピリットへの祈り―
「今回の震災で被災した方々の、深い痛みを共に感じ分かち合い、少しでも支援ができればという思い出、このプロジェクトが立ち上がりました。
また、今回のことから私たちは学び、今後大きく生き方を考えるきっかけとなればと思います」
藤野のアーティストや、その他関係の深い人たちが手作りで繰り広げる、祈りの輪。
アンプラグド(無電源)で、ハートからハートへ音楽の贈り物。
エレファントマーケット同時開催!藤野のおいしいもの、面白い作品などをゲット!
【出演】辻田浩之、じゃねんず、おそのいとしお&三宅岳、島崎智子、KYOU、
SCAN&ユキ、おちょこ、ガイネ、藤野キッズシアター、関戸さん、さとうあんな、ラ
ラリーヌ、平方元、neomii、芳晴
【場所】 フジノアートビレッジ&野山の食堂
藤野芸術の家手前 中央本線藤野駅からバス10分「やまなみ温泉行」 徒歩30分
【時間】 12:00〜20:30
【料金】 無料。チャリティーで集まった資金は、赤十字を通じて被災地へ送られま
す。
【問合せ】柳田090-9152-0011