7月の舞台

ひとつひとつたくさん書きたいのだけれど時間が・・・
7月はとにかく、見るもの手伝うものいい舞台に恵まれた月でした。
結局私、そういうのが一番幸せ。ははは。
舞台って観に行ってがっかりすると、それを選んだ自分にまで自信を失うし、影響を受けてどよーん、となるからなあ。
でもそれぞれに命の洗濯になりました、はい。

石川よしひろ ライブ 「ホントの嘘」
なんと「劇」小劇場で一部は通常の石川さんのライブ。音響がかなりいまいちでかわいそう・・・
そして2部は音楽と小さなお芝居のドッキング。
歌の世界と絡むような絡まないような物語が進行していて、もちろんMCもなく生音で進む。
これよかったなあ。歌う石川さんの音の切り際、出し際、目線、角度、間、ちゃんとそれらが他の目で演出されているのが分かる。きめ細やかに世界が作られている。
物語が進行するということは、その分歌の世界がそのイメージで固定してしまう恐れはあるのだけど、それでも、冒険をしたこと、私は壮快な気持ちで眺めました。
物語があったからこそ、最後に、素に戻った石川さんが歌った歌が、余計にしみて来た。

トムプロジェクト「とんでもない女」
下條アトム、川島なお美に混じって好演していたのは、私の古い知り合いの芝居に出ていた「吉田羊」さん。数年ぶりに見て嬉しかった。
いかにも新劇風の芝居と、いかにも「川島なお美」です!っていう芝居に混じって、彼女の素朴な芝居が、物語のある瞬間、お客全員を震わせたのが伝わった。
会場全部が彼女にぐいっと引込まれる、嘘じゃない瞬間があった。
めっちゃ面白い種を仕込んでいるのに最後の最後に蛇足な脚本もふっとぶくらい、きらめく瞬間だった。
舞台って、この一瞬のために全部があるのだなあと思った。全部が美しくまとまって素晴らしくなくてもよくて、一瞬、狙わないほんとのきらめきがあるだけで、オールOKに転じるすごい力があるんだなあ。と学びました。

島崎智子「ピアノ屋ライブ」
彼女を見続ける事は私自身を見つめる事、と位置づけている大切な友人。
曲目が多すぎたのはサービス精神か、焦りか、でもこれもまた、一曲、二曲、すごい瞬間があったのだ。
自意識、お客さんへの誠意、構成、全ての世界を振り払ってぱーんと音楽そのものの世界へ飛び込む、その事を本人が気持ちよいと思う瞬間、は、お客さんにとっても確実に気持ちよいのだ。
自分まで解放されて「歌ってくれてありがとう」となる。
そういう瞬間を、たくさん見たい。


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