人の行き交う溜まり場

めずらしく心もやもやな数日で、
やらねばならぬ事もペンディング状態のまま、
ちょっと発酵させようかな〜とあちこち逃げていたのですが(笑)

今日は中年楽団チラシの配布にご協力いただいているKさんとの追加チラシ受け渡しで、にこにこハウス(飯能の福祉作業所併設食堂、かな?)にようやく行けて、
普段食べないカツカレーをいただきながら、なんだか泣きそうになってました。

にこにこハウスは私がいろりばたで実現したい、いろんな人の行き交う溜まり場になっていて、
なんというか、お店にエネルギーの動きがあって
(カフェで一人頭の整理をするときには、「空気の動かない」しんとした店が好きなのですが)
お店に来る人にもどんどん紹介してくれて
(最近、自己紹介に困る自分の業務雑多ぶり・・・)
スピードとか、効率とか、経済とか、という尺度とはちょっと違ったリズムでその場が回っていて、
とても居心地がよかったのです。

みんなが喜んで働いていて、
お話するだけでふわっとした気持ちになって、
なんか、ルーティーンで働いてる人たちと全然違う。

私は最近、むしろ舞台に携わる人たちの視野の狭さに勝手にイライラしていたのですけど、
自分がここ数日思っていた違和感やもやもやは、この場で、すぅーっと消えていったのでした。

と同時に私は、表現は慈善活動ではなく、経済活動としても、
「プロのアーティストがアートで食っていけない世界なんてまずい」
むしろ「アーティストが健全に稼ぐ事から逃げてはいけない」
とも思っているので、
その覚悟のある人たちと共に、ちゃんとそのクオリティを上げていきたいと思うのでした。
経済や競争とは真逆の世界に思えるこういう場所から、むしろそういう意欲をいただけたのが、ありがたかった。
それでも、いつか貨幣経済なんて軽々超えてしまいたい。

元気のでるごはん、また食べにいきます