エッセイ 22 9月 2008 音楽もの 楽隊のうさぎ (新潮文庫)中沢 けい / / 新潮社音楽を身近に置く仕事であるし、私も吹奏楽部出身なので、音楽ものの小説は、取りあえず手にとってしまう症候群。そして、音楽ものであるだけで、なんとなく楽しめてしまう症候群。なのですが、これつまらなかった・・・文が、入ってこない・・・同じ事を何度もまわり… 続きを読む
エッセイ 11 9月 2008 わかりあうこと 私に植物は向かない、と思っていたが、少しづつ、その距離が変わりつつある。うちに初めてやってきた食べ物用じゃない植物は、小さながじゅまる。沖縄から帰ってすぐに、こちらで一目惚れして買った。ひとまわりおおきな鉢に植え替えるように書いてあって、素直にそのようにしたら、なぜかすぐに弱り、ハダニがついて、大い… 続きを読む
エッセイ 28 8月 2008 ついにポニョ 崖の上のポニョを観て来た。話題作とあって、賛否両論いろんな声が耳に入っていたし、つい最近鈴木さんの本を読んだりで、イメージが先行していたのだけれど、一応それは全てリセット。いやぁ。泣けました。このひとは、今回に限っては、物語を創ろうなんてしていないのかもしれない、と思いました。だから、内容のいろんな… 続きを読む
エッセイ 25 8月 2008 アーティスティックな裏方 仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書 新赤版 1143)鈴木 敏夫 / / 岩波書店私は昔から、裏方好きで、主役のそばにいる重要人物、という人々の言葉がすごく気になるのですね。岡本太郎よりも岡本敏子。そして宮崎駿よりも鈴木敏夫。よりも、というのは不正確だなあ、主役の創る物が好きでなければけして… 続きを読む
エッセイ 19 8月 2008 お盆の贅沢 お盆休みを使って、都内おでかけ。といっても舞台目的ですが。しかし、他にお金と時間を使いたい訳ではない私には、一番の贅沢です。別枠に細かくレポートを書いた「坂本龍一プロデュース ロハスクラシック」の他を記録。劇ではないが、版画家 名嘉睦稔さんの版画展。沖縄から帰ってきた直後に雑誌で彼の版画を初めて見て… 続きを読む
エッセイ 14 8月 2008 コンセプト 坂本龍一プロデュース公演 ロハスクラシック2008 @赤坂ACTシアターを観に行く。坂本龍一掲げる「自分の言葉をしゃべる」というコンセプトがとてもいいと思ったので・・・・前半は、このコンサートの為のオーディション通過者三チームの演奏。そして休憩後の後半はゲスト演奏。それぞれ全て坂本さんが紹介し、話を… 続きを読む
エッセイ 13 8月 2008 リメイク ひとかげ (幻冬舎文庫 よ 2-15)よしもと ばなな / / 幻冬舎この小説は過去の作品を書き直したもので、そのおおもとの「とかげ」を私が読んだのは、まだ10代だったのじゃないかなあ。今古い方を読み返すと、ありえないだろって思う状況設定や、なかなか力技な物語の運び。だから、それを今の作者が恥ずかし… 続きを読む
エッセイ 4 8月 2008 味噌・植物たちの覚え書き 今年2月に仕込んだ味噌を取り出してみる。いい感じに発酵が進んでいたので、終了。ちょっと仕込み時期が遅くて、途中初期にカビが生えたりしましたが、全て取り除いたので、実に綺麗な仕上がりでほっとした。実は半月程前にも様子見がてら取り出してすでに食べてしまったのだけれど、今回の方が甘味も増して明らかにコクが… 続きを読む
エッセイ 30 7月 2008 鑑賞三昧 先週末は舞台三昧。ライブ、日本舞踊、二人芝居と、いずれもまあ知り合いではありますが、実にとりとめのない選択になりました・・・・人間がそのまま出るのが舞台なんだな、と改めて実感。日本舞踊の会、実は主催が叔父で、花柳流の師匠?(細かいことがわからない)なので私は子どもの頃から母に連れられ嫌と言う程見てい… 続きを読む
エッセイ 29 7月 2008 ここ数日の読書 あとの半分は思い出せない・・・いとしい (幻冬舎文庫)川上 弘美 / / 幻冬舎この人の、初期の頃の作品は、理解不能な世界です。恋を描いても、ちょっとこの世のものとは思えない。「魔」ではなく、「邪」なかんじ。不思議なはまりかたをする。岡本太郎に乾杯 (新潮文庫)岡本 敏子 / / 新潮社もうひとつ、… 続きを読む