エッセイ 23 3月 2016 食と文化は繋がっていると思うから 少し前に、生協の一つである「生活クラブ」に入りました。 以前入っていた生協(パルシステム)よりも規模が小さくて、なおかつ食に対する安全の考え方がより厳格。市販品を扱っている割合もとても低い。 私の回りでX-jamの音楽活動を支えて応援してくれる人たちに、この生活クラブの人がとても多い!自分の住む地域… 続きを読む
エッセイ 21 3月 2016 愛と自由と遊びの世界をリアルに生きる子どもと大人達 藤野キッズシアター15周年記念公演を観に行った。 地元の子ども達の居場所作りを、と始まった演劇活動で、 そこに住むたくさんのプロに支えられながら、子ども達を主役にステージを創り続けてきた。 そのほんの一時期を関わらせてもらった事がある。 15年も続いているので、そこで育った子ども達はすっかり大人にな… 続きを読む
レビュー 13 3月 2016 「役に立たない」ことの存在価値 「3.11を忘れない」という、演劇団体が集まって企画された催しを初めて観に行けました。 この時期毎年、様々な形で開催されるものにいつも複雑に胸が痛み、正直いまだに自分のスタンスを持ち得ないのですが、先輩舞台仲間たちが、やろうとしていることが観たくて。 福島に拠点を構える劇団の方が語る「福島の今」 そ… 続きを読む
レビュー 7 3月 2016 お酒がおいしく呑める音楽 確定申告、終わらなかったら行けないぞ、と思っていたのだけど、 終わる事が見えたので、ご褒美ライブで、友人の阪本正義さんのワンマンライブへ。 うちのX-jamのアートワークはもう今、ほぼ全依頼のシンガーソングデザイナーです。 私はついついできれば知らない人、知らない作品を知りたい、という欲求に、 日々… 続きを読む
レビュー 14 2月 2016 違和感って大事だ TPAMで見たいくつかのシンポジウムとショーケースからふたつ覚え書き。 劇作家 平田オリザさんと政治学者姜 尚中さんの対談(モデレーターはチェルフィッチュ岡田利規さん)「開かれた劇場」というテーマでいくつか興味深い実例と考察。 ヨーロッパでの創作、上演に携わった平田さんの実感での劇場の充実度、それに… 続きを読む
ブックレビュー 2 2月 2016 おむすびに祈りを込めて 森のイスキアの佐藤初女さんが亡くなった。 お会いするチャンスはとうとうなかったけれど、 彼女の本は私の食のバイブルの一つ。 おむすびの祈り 「森のイスキア」こころの歳時記 (集英社文庫) 価格:723円(2019/5/24 09:03時点)感想(9件) 体調がものすごく悪くかった10数年前、 何を食… 続きを読む
エッセイ 17 1月 2016 人を立ち上がらせる力。 最近あらゆる所で公演案内を見る松元ヒロさん。 テレビで言えない話を舞台でするという彼が、今ひっぱりだこだというこの国は一体… 観たくてもなかなかタイミングと場所が合わないままでしたが、ようやく観に行けた先が、自由の森学園だなんて最高。 主催は自森9条の会「松元ヒロライブin自由の森」 彼の出身のザ・… 続きを読む
モノレビュー 15 1月 2016 生きるモノと暮らすように。 秋の始め、輸入専門の古着屋で、しわだらけ、毛玉だらけ、よれよれの一着のセーターをみつけました。 絶対に手に取るはずのないみすぼらしい見た目なのに、触れたらびっくり。 すごいなめらか。やわらか。タグを見るとイタリアのカシミヤ。なのに値段はヒートテックみたいな(笑) 日本の量販店のカシミヤを触った事はあ… 続きを読む
エッセイ 27 12月 2015 長年のイライラをひとつ解消 ここ数ヶ月、ちょこちょこ店をのぞいてはルームシューズを探していた。 外へ出る靴には少し気を使うようになったのに、 意外に多くの時間をすごす部屋の中で、ペタペタと脚の筋肉の落ちそうなスリッパを履いているのが嫌で。 ずっと適当なスリッパを買っては、へたったら捨てるを繰り返し、 そろそろ使い捨て人生やめた… 続きを読む
レビュー 18 12月 2015 作品の依って立つ場所 映画「母と暮せば」観ました。 山田洋次監督最新作。 まだ公開まもないので、ネタバレしないよう…いや、無理かもしれんが。 広島を描いた井上ひさしの「父と暮せば」へのオマージュ。 私自身、芝居でも映画でも何度も見てるし、自主公演に関わったこともあるので、 どうしても意識して観てしまいますが、この作品への… 続きを読む