エッセイ 19 6月 2008 元祖スピリチュアルな人 シュタイナー入門 (講談社現代新書)西平 直 / / 講談社シュタイナーという人に興味があった。ずっと。だって、私の好きなムーミン屋敷を設計した建築家のプロフィールには「シュタイナー建築を学ぶ」と書いてあるし、気になる教育やら、バイオダイナミック農法など、ありとあらゆる私の守備範囲でみかける名前だっ… 続きを読む
エッセイ 19 6月 2008 知識が教養にかわるとき しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)佐藤 多佳子 / / 新潮社落語家が主人公の小説だが、なんとも妙に臨場感がある。きっとこの人はとても丁寧に取材を重ねているのだろうなあと思う。通り一遍の知識では書けないリアリティ(もちろん本業の人がみたら違うのでしょうが)。小説の題材に、一般的ではない材料が用い… 続きを読む
エッセイ 5 6月 2008 神の島から戻って 那覇での最終日。お昼すぎの飛行機まで、壷屋を歩く。やちむんの博物館も、想像以上にちゃんと充実していて素敵。買い物も、直感が冴えてきたからか、「この店に入ろう」と思って入ったとたんに好きなコーヒーカップに出会えたりして、よしよし思惑通り。旅というのは、勘の冴えた状態から始まるのだよなあ、きっと。これで… 続きを読む
エッセイ 2 6月 2008 沖縄旅行記3 久高島です。バスでふたつばかり戻って、2時のフェリーに乗る事ができた。港からフェリーでたった20分。フェリーの乗客は20人ばかり。半数は地元のひとたち、半数は私と同じ観光客。この時期でも観光客はいるのだなあ。島に着くと、そこはとてもシンプルな景色。店が見えるだけで3件。それだけ。ひとつはフェリー乗船… 続きを読む
エッセイ 27 5月 2008 沖縄旅行記2 親戚たちと別れてから、私の一人旅のはじまり。おばあの家に程近いホテルで一泊したあとは、とっても行きたかった、世界遺産に登録されている「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」へ。路線図を見てもちっともわからないバスに、たずねながら乗って行く。それにしても、沖縄のバス、いくつか乗ったけれど、止まる前に扉が開き、… 続きを読む
エッセイ 26 5月 2008 沖縄旅行記1 沖縄に行って来た。父のお墓参りと、おばあちゃんを訪ねて。幼い頃何度か、それから20歳になってと幾度かは行っているけれど、今回自分なりの行くべき理由を持って、自分一人で行ったのは、とてもとても大きなことだった。もうしわくちゃになっているけれど、何を一緒にしても嬉しそうで、親戚から驚かれるくらい「そんな… 続きを読む
エッセイ 11 5月 2008 やわらかくて端正な文章 チョッちゃんが行くわよ (角川文庫)黒柳 朝 / / 角川書店私の記憶にある限り、初めて本を読んで泣いた、というのが「窓際のトットちゃん」で、これはその黒柳さんのお母さまの初エッセイ。トットちゃんの口ぶりそっくりな文章は軽快でみずみずしくて、どんなに辛かった経験もさらりと、でも熱い思いを秘めて書いて… 続きを読む
エッセイ 1 5月 2008 警鐘を鳴らす イン・ザ・プール (文春文庫)奥田 英朗 / / 文藝春秋炭酸飲料的本を求めて、引き続き読みやすそうな本へ。おかしな精神科医と、そこへやってくるおかしな症状を抱えた患者たち。だれもが、モノや、行動や、回りの評価に「依存」している。そんな現代の社会を皮肉り、笑いとばしつつもちょっとぞっとさせるデフォル… 続きを読む
エッセイ 1 5月 2008 あの時代の香り 四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)森見 登美彦 / / 角川書店なんかすかっとした話が読みたいなあと、思うここ数週間。普段読まない男性作家ばかりを読んでおりました。手始めに最近注目されている作家森見登美彦氏。エネルギーを持て余して自意識過剰で、ばかばかしいことで悩み、無意味な事を堪能できる、… 続きを読む
エッセイ 7 4月 2008 たくさん 先月はこれでもか!っていうほど、たくさんの舞台に関わったり観たりしたのに、自分自身のキャパシティがいっぱいで、ちっとも記録に残せなかった・・・それぞれ、ひとつひとつ、大事なきっかけになっていったのは、事実です。キッズシアターの「ユタと不思議な仲間たち」ネクストサンデーの「小屋で逢いましょう2」ふくふ… 続きを読む