一つ歳を重ねて

無事に一つ歳を重ねました。

誕生日が3月だからか、いつも個人的な新年は春分の日あたりなのですが、今年は特に、今月頭からの蕁麻疹に悩まされ、ようやくすっきりしてきたので、なおのこと「新しい年」という感じです。

新しい、といえば、来週は新しい取り組みで沖縄〜京都へ。

沖縄は、沖縄タイムス社の「沖縄の生活史」という、100人の話を100人が聞き書きするプロジェクトに参加し、親戚へのインタビュー&書き手を務めます。復帰50周年記念として、タイムスへの掲載と、書籍にまとまる予定。ライフワークで沖縄のことを知ろうと思った矢先のこのチャンス。監修の岸政彦さんの熱い講義で、社会学の聞き取りの指針を学びながら取り組めて、めちゃくちゃ楽しみです。

そして京都は、4月から、25年ぶりに大学生(通信制)になります。(一度目は中退だからね笑)文芸と、芸術史、文化論などを縦断して学ぶ予定。大学が京都なので、年数回のスクーリングに行く予定で、これもワクワク。

どうも今のままでは頭打ちだなあと思っていた時に、生涯かけて学びたいことはなんだろうと思ったら、書くことと、芸術活動を繋げる方法でした。

歴史の中の芸術の重要性や立ち位置を俯瞰して知りたい、そのことを今の仕事に生かし、さらに文章として残す技術が欲しい。両方に挑戦できるのは、気力体力共に今しかないなーという感じで、卒業までこぎつけるかどうかは分かりませんが、若い頃とは違って、学歴とか就職とかに振り回されずに、深めたいことを追求できる学びが得られるのが楽しみです。

というわけで、個人的にはすごく新しい年、という気分が満載な中、世界はこんな状況になっている。人間のちっぽけさや愚かさを歴史に学ぶ中から、その中にも、希望を探し出して言葉にしていきたいなと思っています。

(写真は、勝手に「わたしの木」と思って沖縄に行くたび会いに行く、大きながじゅまる)